患者
20代男性
主な症状
仕事で座っているところ、突然腰の痛みに襲われる。しばらくすると痛みが治まるが、また痛みがやってくるということで徒手検査を行う。特筆すべき異常を認めず。
施術
発生機序は特になかったが腰椎の後弯及び起立筋部の筋緊張を認めるため、インディバアクティブで筋緊張緩和とレッドコードによる腰椎後弯矯正を行い、腰部の疼痛認めず、腰椎の後弯を認めないためこの日の施術を終了するが、周期的な腰痛が気になるため翌日も来院するよう指導する。
2日目、仕事が終わり午後の来院であったが、この日も仕事中に周期的な腰痛が出たため、泌尿器系の疾患を疑い、この日は来院後すぐに泌尿器科クリニックへ対診し、そして腎臓から出てすぐの位置の尿管結石という診断が出る。
写真
<施術前>
<施術後>
考察
30代以降の方で発生機序や負傷原因のない方は、まず内科疾患を疑えと授業でも教えているにもかかわらず、1回目の来院で内科疾患を疑うべき所見がでなかったこともあるが、何より20代中盤という年齢の若さに尿管、尿路結石という疑いを除外してしまったが、しかしながら、当院に来なければ原因不明の腰痛が長続きしていた可能性もあったので早期に気付けたことが救いである。